◆全国のお母さん、今日は母の日、あなたに感謝を捧げる日です。もう、カーネーションはもらいましたか?我が家もうれしいことに写真の花が届きました。日ごろから百合が好きと言っているので、淡いカーネーションより濃い赤の百合(初めての色)が主張している。猫がひっくり返さないように極力短い盛り付けにしてくれた。アメリカから息子が電話もくれて、ふと、私は亡き母に母の日にちゃんと感謝の言葉を送ったか、急に心配になった。
◆【あけぼの会】の「母の日キャンペーン」は1985年〜2014年、30年間、支部のあった全県で実施され、それ以降は自発的に実施出来る県のみで続けられて来た。今年は既にお知らせしたように秋田と静岡の2県だけだが、これもコロナの影響で中止した県が他にあったと思われる。きっかけは、私が亡くなった会員の家を訪ねたときに13歳の娘さんがお茶を入れてくれた、大層緊張していた。その瞬間、残された娘が憐れと思い、「乳がんでお母さんは死んではいけない」と強く感じて、すぐにキャンペーンの実施に至った。
◆ポケットティッシュが流行りだして、これにもすぐ便乗し、配布がしやすくなった。道路交通法か何かで最初はわざわざ警察にお金(2000円)を払って許可証をもらったのだが、ある時ある会員が「いいことをしているのに何でお金を払わなければならないの?」と単純疑問を発したので、警察に確かめたら、「申請するからだ」と漫才のような返答だった。以来、どこの県もお金は払わなくなった。エピソードを数え上げれば切りがなく出てくる。
◆慣れない街頭キャンペーン、最初は誰もためらいがちだった時、我先にと一人でさっさと配り始めて、みながその勢いに続いたという話がある。それというのも、この人が再発治療中で,しかもその日、具合がよくなかったのに率先したという。現にこのあと間もなく亡くなった。死を意識しながらの彼女の決意と叫びが伝わって、「人間ってすごいな」と頭が下がる思いが今でも残っている。どれだけの効果があった、誰も追及しなかったキャンペーンだったが、体験者として「やることに意義がある」の信念で30年も続いたのだと思う。
◆かつての大英帝国が今困惑。スコットランド独立運動が再燃、8日に賛成派が過半数を超え、今にも家出しそうな雰囲気、しかし、皮肉なことに、これには家主の賛同が条件だという。勿論ジョンソン首相は反対なので、一息ついている。スコットランドは最初からEU離脱は反対だったので、独立してEUに戻りたいというのが再燃理由の一つ。まあ、あの国はもともと独立国だと思っていた人が多かったのではなかろうか。 ワット takakowatt@gmail.com
今日の一首:足一本持て余す日よ神経痛 一人で生きると決めて久しく
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