◆相変わらず朝から暑い毎日、洗濯していると、その間に汗だくになり、着替えたくなる。毎年のセリフなので、言いたくないですが、今年は今までにない暑さ。パラリンピック、始まりましたね。Paralympicの語源知ってましたか? Paralyzed(マヒした)のParaにOlympicのO抜きをくっつけた造語、正式な言語ではないから辞書には出ていない。私も今年初めて語源は?と調べて判明、人間いくつになっても大事なのは、飽くなき探求!
◆87歳の豊田さんからハガキをいただいた。よみうりカルチャーの短歌教室で知り合って、彼女が肺がんと診断されたので、がんのことならお任せの私と互いに急接近、仲良くなった人。でも友人と呼ぶには恐れ多いお方、短歌はもちろん俳句、書道、華道、日本画、洋裁和裁など全部師範級、私はお師匠さまと呼んでいる。書道の起源は中国という理由から50歳で中国に渡り(子供4人は母親に預けて)、現地で日本語を教えながら書道を究め、漢詩も学び、中国の賢人と交わり、今も連絡取り合っているような人。元々、学校の先生だった。
◆ハガキには「20日の診断で肺のレントゲンは問題ないほど回復したが、CEA値は5.0以内が基準なのに8.1とあり、何か異常が腸内にあるやも知れぬとのこと、病院はがんセンターなので、地元の病院で大腸検査を受けるようにと言われた。近くの病院へサンプルを持って行って、結果待ち。結果次第で内視鏡検査も覚悟しています」と書かれたあった。
◆驚いたのは87歳の日本の老女が自分のがんを平然と受容し、CEA数値とかを専門家さながら口にしていることだ。昔なら、家族には知らせても、本人には病名さえ告げず、ましてや検査結果など伝えたりはしなかった。それが今は、好むと好まずに拘らず、ダイレクトなのだ。真実を告げられて、内心ショックでも表には出さず、自分をなだめ、鼓舞して、事実を受け止める。日本女性はおそらく男性より、この点ではずっと潔いと思う。敵を見て逃げたりはしない。いつの間にか強くなったのか、元々強かったのか、感嘆している。
◆アフガンの混沌は先が見えない。米軍が自国民だけではなく、通訳などで働いていた現地人とその家族も国外に脱出させている。英国もスペインもどこの国にもその国のために働いた現地人がいて、みな逃げたい。ただその数が膨大で約束の8/31までに完遂できそうもない。タリバンは締め切りの延長は認めない。勝者のうそびき。脱出だけを願い、カブールの空港に詰め寄せる現地人の大群、幼子もいる。彼らも人間、可哀そうで見ていられない。 ワット takakowatt@gmail.com
今日の一首:副虹を連れて七色空またぐ 時間はまだある焦せらずに行け
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