既にお知らせしましたが、いよいよ<あけぼのハウス>のオープンです。あけぼの会がもう長い間実現させたかった乳がん患者のためのハウス。最初は毎日オープンする予定だったのですが、当面月一回第4日曜日です。これは会員だけではなく、どなたでも気楽に立ち寄れる広場、どうぞ、みなさん、おいでください。一人で不安を抱えないで、あなたは決して一人ではありません。

例えば、こんな人はどうぞ!

先日、広島県の男性(50代後半)が、あけぼの会の事務所を突然訪ねて来ました。住所を頼りに来られたのですが、通常、来客歓迎はしていませんので、少し驚きました。彼は奥さんが先般乳がんの手術を受けたが、これから自宅でどうしていいか、まったくわからない、それで何でもいいからアドバイスがほしい、といいました。こんな人のために私たちの<あけぼのハウス>はあります。

昨年末、一人の女性がやはり突然訪ねてきました。手術はまだで、6クールの術前抗がん剤治療を受けていた。ところがこの間が不安でどうしたらいいか、迷った末に思い切って訪ねてきたというのです。こんな人のためにも<あけぼのハウス>はあります。

病院を選ぶ、主治医を選ぶ

事務局への電話相談ではこれが非常に多い。有名病院ならよいのか、体験者から見ると疑問です。やはり、後々の通院を考慮すれば、地理的にも便利のほうがいい。病院選びは第一関門、納得して治療を始めるためにもしっかり考えて選ぶことが大切になってきます。

治療法の選択

自分で治療法を選択する時代になって久しいです。しかし、患者は始めは素人ですから、自分で選んで決めるように言われても、何を基準に決めていいかわからない。最近の医師は「手術直前まで悩んでいいから」と、患者に丸投げする傾向にあります。

術前抗がん剤治療中

月一回の抗がん剤治療でしこりが小さくなるか観察中の人は、治療が必要なのか、効果が上がっているのか、不安になっても入院していないので、話す人がいない、宙ぶらりんと言えます。こんな人は同じ治療を受けている人と会って話せば気持ちを理解し合えるでしょう。。

治療費の問題

乳がん患者は治療にどの位お金が必要なのか、家計を圧迫するほど払っている人はどうしたらいいのか、これはあけぼの会が敬遠していたテーマでした。しかし、これを今年はハウスを通して、みなさんと考えていきたい。経済的援助が必要な患者をいることを知ってもらいましょう。

月一回は講演会、食事会も計画中

講演会、勉強会、食事会(3月28日はお花見会)など、計画中です。詳細は逐一、ホームページ上でお知らせします。頻繁に覗いてみてください。

ハウスの運営はエスティ・ローダー社はじめ各企業からいただいた寄付金でまかなわれます。