●実況報告を毎日待っている人がいるのを知りつつ、なかなか書けなくて、今日になりました。心配かけました。病人はなぜか、突然元気になりました。金曜日、カルシウム数値が11.3まで下がり(平常値は9とか)、痛みも薬(オキシコンチン)がよく効いて、消えて、夜もよく眠れるので、結果的に食事もおいしく食べられる、という理想的な好循環。わかっていましたが、あの人は不死身です。レスリング選手みたいな名前、「フェニックス富樫」とこれからは呼んでください。
●オキシコンチン錠はオキシコドンを含んでおり、効き目が長く続くように工夫をこらした錠剤です。がん患者さんの中程度から強い痛みを取るために使うことが認められていますので(モルヒネの飲み薬は激しい痛みに使用)、モルヒネを使用する程の痛みではない患者さんでも使うことができます・・・中略(Yahoo「痛み止めの薬」より)
●かなり強力な痛み止め薬だとわかりますが、とにかくまっすぐ立って歩けない、息も思う存分吐けない位の痛みに耐えていた数日を思い出して、たった一粒の錠剤でうそみたいに痛みが消えた、と繰り返しつぶやいて、今は痛みからの解放感に浸っています。よく食べるようになったら、体重が元に戻ってしまった、とすまなさそうに告白しました。信じられない回復力。願わくば、このまま快方方向にずんずん進んで行って、退院ね。
●金曜日の午後、彼女の個室は満杯の花花花。一歩入ると、甘い生花の匂い、花屋さん顔負け、仕掛け人の私がのけぞりました。というのも、彼女を恋慕する製薬会社関係男性さまがたに「至急、お花送って」の指令を午前中に出したのでした。必ず「あけぼの会副会長・富樫美佐子様」とはっきり書いてね。そうすれば、あの人がただ者ではなかった、と聖路加陣もわかって、今後はより手厚く応対するでしょう。でも一寸政治家の入院部屋みたいになってしまった。写真を撮ってもらいましたので、明日アップします。
●持つべきはよき友、真の友とは本当に必要としたときに助けてくれる人、という英語のことわざが身に沁みました。ありがとう、諸君、富樫さんをハッピーにしてくれて。結局、彼女の人徳なんですが。直接お見舞いに行ってくれたいい男たちもいました。若い男性はあけぼの会のオバサンたちより免疫力アップに決まっている。
●娘がバンコクよりたった4日間の帰国、金曜朝6:40着、羽田国際空港に迎えに行って、久しぶりの母、娘、孫の再会、開口一番「富樫さんは?」。昨夕、聖路加へ行って、3人で会ってきました。心配していたより元気そうだったので、娘は胸をなでおろし、心より喜んだのですが、会うはいっとき。二人がさよならの抱擁をしているのを見ているのが切なかった。
●そこで、企画係、元気になっていく富樫さんを「励ます会」を企画しました。いいですねえ。点滴棒を外してもらって、ちょっとおめかしして、(車いすで?)登場してもらいましょう、衣装はブランドのパジャマ?これも衣装係りが考えます。全国から支部長連が駆けつけてくれる。みんな、自分の目で彼女の無事を確認したい気持ちで胸いっぱいね。