●21日、台風15号が東京を直撃した朝6:40に羽田着ANAでバンコクから帰国しました。そして、おろかな私、午後1時過ぎに事務所を出て、遅めのランチ会に神田まで出かけてしまった。女性5人、誰も‘行きはよいよい帰りは怖い’と予測する人はいなくて、5時前に神田駅に戻ると、人民の大移動。JR山手線が全面ストップ、私は地下鉄銀座線なので、悠々と席に座っていたら、田園都市線もストップしているとアナウンス。それでは渋谷駅からバスかしら、なんて呑気に構えて駅に着いたら、雨の中、人人人、傘も広げられない。

●バスもタクシーも人の山で到底乗れない。池尻大橋の自宅まで歩く。即断。陸橋を渡って246に降りて、行進開始。私はせっかちで足が速い。こんなときは人をどんどん追い抜いて小走りまでして。暴風雨の中を吹き飛ばされそうになって歩く恐怖はスリル、70のばあさんが風で飛んだとあれば即ニュースになる。傘は裏返しになるので、全く使えない。太い柱があれば、なりふりかまわずしがみついて突風をやり過ごす。1時間弱の奮闘で家に着くと靴のまま浴室に直行、靴の中の水を捨てて、シャワー。すさまじい体験をした。

●23日(秋分の日)福岡へ。年に一度の九州大会。もう3年続けて参加しているので当てにされている。西日本新聞に案内を掲載されたこともあって、今年は200人入り会場に220人詰めて満杯にした。深野支部長、立派。何でも催しをするのは準備に時間と労力がかかる。会長の私も疲れているが、各県の支部長さんたちの苦労を想像する。みなが一様に年を取って来ているので、年齢的にも負担を感じている。支部長を交代してほしくても代わる人がなかなか出ない。これがあけぼの会の大問題、後継者がなかなか見つからないのだ。

●25日、あけぼのハウス。富樫さんがいなくなって、ハウスの係長が消えたよう。毎週日曜日に開いていたが、今は月一になってしまった。今回は術前術後の個別相談会。参加者は9人、そのうち手術がまだで、病院を決めかねている人が3人もいた。私が手術を受けたころは何でもいい、一刻も早く切って切ってで、まな板の鯉だったのに、今頃は違う。セカンドオピニオンは断然受けるべきよね、と誰かが堂々と言うと、みなが同意している。隔世の感あり。3人のスタッフが3人ずつ相談に応じて、大いに疲れ果てた一日だった。

●26日大阪へ。アストラゼネカ社の全国会議。日本中から集まったMRさん350人の大広間で30分間の講演をした。緊張したが、正直いうと、ああいう雰囲気はキライではない、熱弁になる。果たして患者の思いを十分伝えることができたか、機会を与えてもらったことは日本の乳がん患者のためと思えば、光栄でありがたいこと。羽田発10時の飛行機で伊丹まで、そして会場へ。用を済ませてタクシーで新大阪へ、帰りは3:37分ののぞみ号で品川着18:00過ぎ、タクシーで自宅。一日をフル活用した感。

●駆け足で走り続けた21日~26日、もう暫くはどこへも行かなくていい。のだが、来月5日から今度は韓国ソウル行き。あけぼの会会員20人と一緒に学会参加と称して韓国旅行、秋の旅。8日は国際患者集会、そこで10分だけだが発表をするので、これからその準備がある。そして、我らが最大イベント「秋の大会」が16日、もうそこまで迫ってきている。

Mailto
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