●あけぼの会のホームページを一新して、見やすくなったと好評ですが、いかがでしょう?
ホームページを一人で請け負ってくれていた富樫さん亡きあと、下川さんが一手に引き受けて、専門業者(ファイザー社指定)に更新の内容を注文し、確認する面倒な作業をして仕上げてくれました。そのうえ、随所随時の最新情報の更新も一人で全部やってくれています。私を含めた他のスタッフは機械音痴でどうやればできるのか、皆目わからない、ホームページをいじれる人が他にいない、助かっています。
●それで、私もイギリス行きがぷつんと途絶えて、そのあとの日々の暮らしを書きたかったのですが、代わり映えしなくて、面白くもなんともない日誌を書いてもいいのか、自信がなかった。何しろ、毎日自宅と事務所の坂を往復しているだけ。ニュースレターを作り、秋の大会の準備あれこれ。
目下、大会のプログラムができてくるのを待って、それを全国の会員に送付する。朝のラジオ体操だけが運動と呼べるか、なので、なんと2キロは優に太って、お腹周りの脂肪が握って絞れるような、グロテスクな体型、とても恥ずかしい。
●この夏、テレビを思い切って買い換えた。録画がボタン一つでできるヤツ。これが夢だったので、うれしくて、映画を次々録画してかなりのコレクション、毎日見たい映画が手元にあるのが幸せ。
それと子猫のロニィがさみしさを紛らせてくれる。とにかくヤンチャボーイで先日、この4階のベランダから落ちてしまった。あわやお陀仏かと飛んで行ったら、草の中にちんまり納まって、じっと動かない。よほど怖かったのだろう、今もにわかに家の中が静かになると、またジャンプ? とこわごわ階下の草むらを真っ先に見る。
●重いスーツケースを曳いて、成田―ヒースローの旅を繰り返した日々が懐かしい。11月にロンドン再訪を考えて、チケットを抑えてみたのだが、あの時差との戦い、そして誰もいない昼間一人の時間を想像したら、いやになってチケット流してしまった。行かなくてもいいか、日本で一人の生活もさみしいが、だからと言って、イギリスまで行っても同じことだろう。一年くらいじっとしていよう。じっとしている生活に慣れることだ。と言って、テレビ見て、食べて、居眠りして、怠惰な時間を過ごしているので、無限大に太る。
●夫の病歴をもう一度おさらいして、書いてもいいだろうか?6年間の記録をだらだら長々書いてあるのみで、発病以来いつどう変化していったかを再度書き出してみたいのだが、許されるだろうか。写真に納まってしまった夫はピクリとも動かない。この人が生きて動いていた時があったのに、時は後ろへずってくれない。私だけでなく、世の中には親しい身内を亡くした人がいくらもいる。そんな人のさみしさは共通している。あと一回でいいから、動いて、話して、笑って、くれないか、声を聞きたい。そんな思いだろう。
●先日、対がん協会賞授賞式の会場で誰だか思い出せなかった人から、あけぼの会のホームページ見ていますよ、と声を掛けられた。覗いている人があちこちにいる。ありがたい。レター会員もぼちぼち申し込みが来ている。やはり今はネットの時代、書けば即、伝わる、文明の利器。これからはせっせと書いて、あけぼの会と私個人をリポートしましょう。