●<あけぼの会春の全国大会>去る17日(土)に無事終えました。大成功でした。こういう催しは終わってからの気分で成功か否かがわかるもの。とても良い気分なので、成功だったと見る。入りは満杯とはいかなかったのですが、それでも全国大会というだけあって、多府県からの参加がありました、北海道、岩手、福島、群馬、長野、栃木、埼玉、東京、静岡、愛知、三重、奈良、富山、鳥取、徳島、大阪、兵庫、神奈川、千葉、新潟(私の記憶で書いているので、順不同)すごいでしょ。県から一人参加の代表さん、エライ!一人でも来る、その行動力。

●会場は有楽町の朝日ホールに比べると三分の一のスケール、見渡せば、みんなのお顔が見える。檀上から降りて席の間を歩けば、大体みなさんとあいさつができる。親近感があってうれしい。私ってミーハー、NHKホールで芸能人が客の間を歩いている真似をしたりして。

●クラシック会場ではなかったので、ちょっと音響に難があったか、しかし、いったんチェロとピアノが流れると、会場はみなの魂が吸い込まれたかのごとく、シーンと一つになって、荘厳そのもの、しかもアンコール1曲かと思いきや、なんと2曲も続けて弾いてくださった。きっと、聴衆の感動の鼓動が聞こえたに違いない。菅野さん、戸室さん、感謝。また秋にもおいで願えそうなので、すっかりファンになったみなさん、お楽しみにね。菅野さんのお顔に当たった照明が強すぎて、暑かったので、メガネの汗を拭き拭きの熱演でした。

●清水先生、時間がもっとほしかったですね、秋にやり直しますか?(目下打診中)2度続けて出演を頼むような講師は今までおられなかった。あの先生は患者(あけぼの会)と波長が合う。ぜひ、もう一度、今度は先生が話したいテーマで話していただこうかと。先生はぐさり、抗がん剤の値段の高さを具体的な数字を挙げて、話された。すごいこと。それを受けて、終了間際に、とある製薬会社の部長さんが、なぜ、がんの薬があれほど高いのか、素人にもわかるように説明してくれた。だからと言って、解決ではないことはみなが感じていた。

●何がよかったかというと、医者、患者、製薬会社が生の声をぶつけ合ったこと、それも攻撃的ではなく、穏やかに。家に帰って一人になってから、あけぼの会はやるな、と思った。医師や製薬会社に本音を語ってもらえる場を作ったこと、醸し出したこと、それもプランしたのではなく、偶発的に。誰もが思うことを話してもいい雰囲気、これがいいのだ。患者代表パネリストも、時間が押していた中で、体験実話を話してくれた。みな立派、がんと闘いながら社会生活も自然体でこなしている、淡々と力まずに生きている。ものすごいことなのに。

●もちろん、優秀な裏方さんがいての成功物語、準備のために事務局スタッフは朝の9:30から集合、ほかの手伝い人は10:30、慣れているとはいえ、毎回緊張はするはず。その中で、愛情あふれる笑顔を絶やさず、お客様をお迎えして、来賓の接待や出演者のお世話、お片付けまで、素人おばさん軍団でやりこなす。リハーサルなしに、でもイベント屋のごとく、賢い人たち、まあ、有楽町で30年鍛えましたからね、青山サイズはなんてことはない?

●特別協賛のエスティローダー社に感謝します。25日(日)は福岡でも協賛をお願いして九州大会開催。チェロの菅野さんと同じ飛行機で空飛ぶデート!青山に来てくださったみなさん、本当にありがとう、また秋(10月12日)にも同じ会場でお会いしましょうね。

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向かって左から司会:島崎亮子、ワット会長、清水千佳子先生、廣瀬満重さん、西村きよみさん、星直美さん
撮影:木村智子