日時:2025年7月27日(日)
会場:あかし男女共同参画センター 学習室703
参加:13名(会員10名、一般3名)

参加13名の中には、ご夫婦で参加された会員さん、治療終了後もしびれが継続する患者さんへ生活支援プログラムの開発研究を行われている看護学科の方(元化学療法室の看護師さん)などに参加いただき〈あけぼのハウス〉が始まりました。

お子さんも巣立ち、これから夫婦でゆっくり過ごそうか、と思っていた矢先に「乳がん」治療が始まったご夫婦は、ご主人様が診察室に同席され、ドクターの説明を一緒に聞き子どもたちに話す役割を担っていたそうですが「無力さを感じた。」とご主人様が話されました。時々家族の方が、何もしてあげられない、とかこちらのご主人様のように無力さを感じると話されますが、治療をしていた私たちや今回の奥さまも側に居てくれるのが良いのです。

乳がんと告げられた時よりも、リンパを郭清したことで浮腫にならないよう気を付けたり、今まで両手で出来ていたことが片方の腕に負荷がかかる、そういった不具合と一生付き合わないといけない、といったことの方がショックだったと話された参加者の方がいらっしゃいました。

〈ハウス〉に来られる人は、自分の体験を話せるし相談も出来る。けれど患者さんの中には来られない、話すのが苦手といった人たちもいます。そのような人にどのようにアプローチしたら良いのか考えていますと話された姿が印象的でした。「気軽にお越しください。」と私はホームページに書いたりしていますが、「気軽に」と思えない人も中にはいることを忘れずに、これからの〈ハウス〉作りを考えていこうと思いました。

治療後もしびれが続く患者さんへの生活支援プログラムを開発研究されている方が直接話をして下さってこのような橋渡しもハウスは担っているのだと感じました。

【参加者からの感想】
〇先生に生活支援プログラムを教えてもらって、研究に参加することにしました。痺れが改善できたら嬉しいです。
〇友達と一緒に参加する予定が、相手が来られなくなって、一人で行くのは嫌だなと思っていましたが、来てよかったです。次回は二人で来ます。

報告:あけぼの兵庫 高山美春 ( akebonohyogo@gaea.ocn.ne.jp )

 

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