日時:2024年12月18日(水)19:50~21:20
場所:参加者の自宅
参加: 8 名
今年最後のオンラインあけぼのハウス
◆和やかなムードで始まった
2ヶ月に1回開催していますあけぼのハウスは、今年最後のハウスになりました。
みなさん上手くZOOMが繋がり時間通りにスタートし、ファシリテーターの深野さんの挨拶の後それぞれの自己紹介から始まりました。今回は初発で術後間もない方たちと骨転移治療中の方でした。深野さんの穏やかで優しい語りがそのまま会のムードとなり始終和やかな雰囲気で話が進みました。
◆今年一年を振り返って私の体験は漢字一文字に表したら何だろう
▼【柔】乳がん歴18年、右全摘・左部分切除のTさん:乳がん体験者の先輩として会の仲間に調和とテンポを保ちながら柔らかい心で接してあげたい。
▼【輪】乳がん歴19年、同時性両側性乳がんで乳がんのフルコースの治療をしたKさん:術後経験が長いとたくさんの人と繋がり輪が広がった。これからもみんなで助け合って丸く輪になって歩んで行きたい。
▼【常】2年前還暦と共に乳がんに罹患し、ホルモン陽性・HER2陽性で術後ハーセプチンをして現在ホルモン治療中のTさん:仕事にも復帰して日常を取り戻しつつある。通常運転でがんを乗り越え頑張っていきたい。
▼【痛】7年前に乳がん手術、今年3月に骨転移が分かり痛くてQOLが下がっていた。放射線治療で少しましにはなったけれど虫歯治療のためにまだビスホスホネート剤やランマーク等の骨修飾薬が使えないKさん:痛みが緩和するように願い歯の治療を頑張り早く骨転移の治療薬が使えるようにするのを目標にしたい。痛~緩にしたい。
▼【白】昨年5月に術前化学療法を経て手術。その後ハーセプチンを1年半して今に至る。抗がん剤で抜け落ちた後には白髪が生えてきたけれど綺麗な白髪でみなさんから素敵と言われたTさん:生えてきた髪の毛同様に術後の生活も白からスタートして何色に変えられるか楽しみに日々を送っていく。
▼【惑】今年の8月に乳がん告知を受けて11月末に手術をした。今はアリミデックス服用中だが、オンコタイプの結果待ちで不安な気持ちのMさん:今は困惑した気持ちでいる。今月末に結果が出るので、1月からの抗がん剤も戸惑いながらも覚悟しつつある。できたら朗報を期待したい。
▼【整】2008年に温存手術をするものの癌が残っているようだということで全摘手術をして2年後に自家組織で再建をしたWさん:断捨離をして思い切っていろいろな物を手放した。心が整い部屋も整ったので一石二鳥。今後も整理整頓を心がける。
▼【忙】患者歴は30年と言われるHさん:コロナが収まると講演会や体験発表等の依頼が相次いだので新たにスライド作りから始めて対応に追われた。来年は忙しさから解放されてのんびり旅行に行きたい。
◆参加者みんなからそれぞれにエールを送り合った
乳がん歴は、長くても短くても告知された時はみんな同じ気持ちで不安だった。それを乗り切ってきたことに自信を持ってこれからも前を向いて歩いていきたと話し合った。それぞれがこの一年を振り返ったら、来年に向けて新たな気持ちで治療に取り組める気がしてきた。自分の悩みを聞いてもらえて嬉しかった人、自分の体験から少しはアドバイスができて役に立てたかなと思った人、みんなで和気あいあいと話せたことが心の癒しとなって希望に繋がった。
◆良いクリスマスとお正月を過ごしてまた2月のオンラインあけぼのハウスで
オンラインあけぼのハウスは、あけぼの会会員だったら全国どこの都道府県に住んでいても参加できます。事前に参加申し込みをされたらURLを送りますのでそれをクリックしたら簡単に繋がります。不安な人には前もって練習もしています。一人で悩まないで全国にいる会員さんとお友達になってみませんか。次回はあなたのご参加をお待ちしておきます。
【報告者】あけぼの兵庫代表 川野 紀子
akebonohyogo@gaea.ocn.ne.jp