日時:12月10日(土)13:00~15:00
参加:13名(会員12名、一般1名)
あけぼの岐阜代表 橋渡智美 E-mail : akebonogifu_net@yahoo.co.jp
7月16日(土)開催に続いて今年最後の第3回「あけぼのハウス岐阜」は、コロナ感染者が増えて来たことを考慮してオンラインでの開催となりました。相談窓口ですので、躊躇している方も参加して欲しいとの思いから、今回は、初めて参加者募集で、会員と会員をご検討されている方と範囲を広めてみました。
①最初の方は、11月「吉祥寺 乳弁天大祭」に“いい先生を教えてください”と相談にみえた方です。開始早々、Zoomに一旦は入室されましたが直ぐに居なくなってしまい、初めてで操作が分からないとの事。彼女の家の近くに住む参加者が「ウチで一緒にZoomすればいい!」と機転を利かせて彼女に電話連絡し、10分程で参加者の自宅に到着するという驚きの展開に、全員が盛り上がりました。2回目の術前抗がん剤治療を終え脱毛が始まったところで、主治医や化学療法専門看護師さんと上手くコミュニケーションが取れていると聞き安心しました。今回、会員になられました。※正に会員を検討されている方でした。
②次の方は5月に新会員になり、手術、抗がん剤、ハーセプチンと2年に及ぶ治療を9月に終え、新たに仕事復帰しました。前回スタッフ会員が自分の経験から就職のアドバイスをしました。そのアドバイスのお陰で仕事ができるようになったと元気に話されました。5月悩んでいる顔とはすっかり違っていました。
③まだ退院して間もないスタッフ会員の方です。初発から16年後の去年に局所再発。そして現在、膠原病の皮膚筋炎に罹患していたことが判明し、放射線、抗がん剤治療を行う予定。HBOC検査の結果は陰性で、今後は、遺伝子パネル検査をすることも視野に入れているそうです。
橋渡代表が、これからの時代は「がんゲノム医療」が主流になってくる、彼女の話は大変、勉強になると話しました。会員の知らなかった新事情も聞けて、今回も中身の詰まった「あけぼのハウス岐阜」になりました。
【①と③の方からの感想】
・初めて参加させていただき有難うございました。Zoomが初めてで、やり方が分からずご迷惑かけました。
今抗がん剤治療を始めたところですが、長い闘いになることが分かりました。不安なことばかりなので、また色々教えていただけると嬉しいです。
・昨年11月、右乳房の2回目の手術を受け、今年11月に左脇リンパ腺転移が確認されて不安の真っ只中でのあけぼのハウス参加でした。術後の再発抑制の為の抗がん剤ゼローダは副作用も辛かったのに効果が無かった事や、自分の病歴を参加された皆さんに聞いていただいたことで、気持ちが少し落ち着きました。
また、皆さんの病歴をお聞きして、私もまだまだ頑張らないといけないと思いました。不安な気持ちを話せる、そしてしっかりと聞いて受けとめてくれる、あけぼのハウスという場所があって幸せだと思いました。
【他の参加者からの感想】
・今、治療で頑張ってみえる方のお顔も見えて安心しました。これはZoomならではだと思います。
・このあけぼのハウス岐阜がお守りのような存在、不安、治療の事だけでなく、元気である報告で皆さんと共有することで、前向きな笑顔になれる場所があることはとても素晴らしいと思いました。