日にち:3月7日(水)
会場:みえ県民交流センター
参加人数:20名

今回のあけぼのハウスは、三重中央医療センターで開催している出前「市民公開講座」を行いました。

この、「市民公開講座」は、病院が提示している144通りの講座メニューから演題を選び、医師、薬剤師、看護師らが出向いて、講演・交流を60分の時間の中で行うものです。

そのメニューの中から、あけぼの三重は、テーマ「がんに克つ」より演題「抗がん剤と副作用の話」を選んで、薬剤師の市川和幸さんに講演を行っていただきました。
すでに治療が終わっている方は再確認ができ、治療中の方は、今後の治療の参考になった内容だったと思います。

参加者から、HERⅡはどのような効果があるのか、抗エストロゲン剤とアロマターゼ阻害剤の違い、現在、フェマーラーを服用中、骨粗鬆症を思うと薬を変えたいなどの質問があり、市川さんから丁寧なお答えをいただきました。
この後の個別相談も、時間をオーバーしながら快く対応していただきました。
薬は、どうしても副作用があるためマイナスのイメージですが、今日のお話からメリットもあることを改めて認識できました。

後半は、三重会員による「パネルディスカッション」
会員2名が、テーマ「乳がんと向き合って~病気・家庭・仕事への思い」を話しました。
二人は、事前に渡してあった質問に基づいてお話をされ、告知を受けた時の心情、治療中の時の副作用の辛さ・不安、転移した時の恐怖など、それぞれの場での心の葛藤が、伺えました。

最後は、「がんとの共生をどのように考えて生きていくか」の質問に答えていただきました。
起こったことは、もう元には戻らない。過去や未来にとらわれ過ぎず、自分が気持ちよくいられる時間を増やし、心を元気に明るく生きていく。
「あけぼの会」から多くの事を学び、先輩方のお話から勇気をもらえたことを感謝し、今日一日を大切にして
生きることを強く思う。
参加者からは、体験談を聞いて、「来てよかった」「今の自分にピッタリ」と感想をいただきました。  (報告:加藤重子代表)
質問にお答えいただいた薬剤師の市川さん質問にお答えいただいた薬剤師の市川さん

 パネルディスカッション にてパネルディスカッション にて

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