日時:10月30日(水)19:50~21:20
参加:申込者6名・スタッフ3 

 最初に全員で自己紹介を行い、参加者が自身の状況や経験を共有し、温かい雰囲気の中で始まりました。その後、初期治療と再発治療グループ分かれて話し合いました。

 【初期治療中グループ】 報告:和崎美幸(あけぼの山口代表)
まず、これから手術を控えているAさんに現在の不安や疑問を共有していただきました。それについて、昨年6月に手術を受けたBさんと術後2年目のCさんが自身の経験を基にアドバイスや感想を述べる形で進行。Aさんは先輩たちから直接話を聞ける貴重な機会となりました。また、BさんとCさんにとっても、自身の経験を振り返ることで新たな気づきがもらえたことだと思います。
最後に、「治療(手術)が終わったら、自分へのご褒美は何にする?」というテーマで話をしました。そして、遠い先の未来を見ることも大切ですが、もっと短いスパンの幸せやワクワクを大切にしていこうという結論に至りました。未来の楽しみを共有することで、ポジティブな気持ちでイベントを締めくくることができました。

【再発治療中グループ】 報告:槌田史子(あけぼの岡山代表)
肝転移の生検で、転移先がトリプルネガティブと判明し、今までのホルモン治療から治療が変更になるが、今後使える薬や、新薬や薬の使い方は、県や病院によっても違いがあるのだろうか?と不安や心配事を話された。同じように治療が変更になった会員さんの体験談、治験やセカンドオピニオンも探ってみてはとのアドバイスに、アクションを起こして情報を取り入れ、前向きに治療を探っていきたいと言われた。
骨転移、痛みのコントロール、患部へ放射線治療のため入院中。処方された痛み止め(レスキュー薬)は、どのタイミングで皆さん使っているのか?との質問。体験者から、痛みは脳が覚えているから、痛くなってから使っても効果が弱いので早めに飲むことを勧めた。注射でなく飲み薬の範囲なら、痛みを我慢せず、飲んでよいのでは?ともアドバイス。
情報の伝え方は難しい。乳がん歴の長い会員さんが、痛みの来る間隔を具体的な時間を伝えたことで、まだ必要のなかった治療を回避できた話や、咳の出方の表現を変えたことで、肺ばかり診ていた医師が検査を変え、胸のリンパ節への転移が見つかった例など話された。いかに医師に自分の情報をうまく伝えるか、情報の伝え方、情報の取り入れ方についての 勉強会を企画してはどうかという話も出た。

 <アンケート>
・初発と再発グループに分かれ、たくさんお話を聞いていただいたいて良かったです。
・全国大会の話が出ましたが、私も大会に参加したいと思いつつ、子育て中の身、交通費の負担も大きいです。最新の情報をいち早くお聞きできることはとても魅力なので、オンラインで視聴できたらいいのになぁと常々思っています。

担当:深野百合子 akebonofukuoka@gmai.com(090-7297-8670)

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