日時: 2025年5月18日13:30~16:30
会場: ウィリング横浜12階123号室
参加: 32名 (会員 30名、一般2名:当日入会)
ゲスト:寺岡晃氏(湘南台ブレストクリニック院長)、川原仁子氏(乳がん看護認定看護師)

 総会報告
 前日の強い風と雨もおさまり、曇天ながら穏やかな天気となった2025年5月18日(日)、あけぼの神奈川の2024年度総会が開催されました。
 会員30名が出席する中、予定通り13時30分から牧野会長のあいさつで始まり、2024年度活動報告、会計報告、2025年度活動計画、予算案と進み、滞りなく14時15分に終了となりました。
 2025年度以降は、通信費や諸物価の高騰などにより年々厳しい財政状況となることが予想されます。そのような中でも医療講演会や会員の皆さんとの交流、あけぼのハウスなど、あけぼの神奈川ならではの活動はより充実させていきたいと私たち運営スタッフは常々思い、予算を工夫しながら年間の活動計画を練っています。

 最後にスタッフの紹介がありました。牧野葉子代表に加え、今まで副代表だった谷澤景子さんが共同代表になりました。新しい副代表として小宮美千代さんと林由美、会計は昨年度に引き続き前田かおるさんが担当です。ピアサロン、スマイル、再建の会のスタッフにも新しいメンバーが入りました。このように会員の皆さんに顔を知ってもらえるのも1年に1度の総会が貴重な機会です。
 共同代表を迎え新たな1歩を踏み出したあけぼの神奈川、乳がん患者会の草分けとして今後も皆さんの期待に応えられるよう活動していきます。

ワイワイおしゃべり会報告
 予定通り14時30分から、湘南台ブレストクリニック院長の寺岡晃先生を囲んで、ワイワイおしゃべり会が開催されました。引き続き総会から出席をしていた会員に加え、2名の一般の方の参加があり、32名の交流の場となりました。
 初めて直にお会いする寺岡先生は黒のカジュアルウエアにピンクリボンバッジ、ピンクの線がアクセントの黒いジョギングシューズというスポーティーな装い。時計まで全てピンクリボン関連商品という徹底ぶりです。はつらつとした姿はYouTubeで拝見したそのままの印象でした。

 「ワイワイおしゃべり会」はあけぼの神奈川では以前何回か開催されていたようです。牧野さんのとても良い交流の場だったとの思いから、約20年ぶりに実現した企画です。ただ、牧野さん以外スタッフは誰も経験したことのない「おしゃべり会」なので、どのような感じになるのか皆目見当がつかず、不安ばかりが募りました。

 当日は「初期治療A」「初期治療B」「スマイル(再発治療)」「再建」「自由におしゃべり」のグループに分け、5つの島型形式に椅子やテーブルをレイアウトしました。それぞれのグループは治療状態によって分かれているので、同じステージや同じタイプの方と交流がしやすく、より多くの共感が得られるのではないかとスタッフで考えたグループ分けです。参加者の皆さんには自由に席についてもらい、スタッフはお喋りに参加する気楽な気持ちで1つの島に2~3人ずつ入りました。また、様々な情報に接することができるようにと、中途での席の移動を自由にしました。
 寺岡先生と乳がん認定看護師であけぼの神奈川会員の川原仁子さんには、約20分ずつ各テーブルをまわり話の輪に加わっていただきました。川原さんはご自身の体験に基づくアドバイスをし、先生は1つ1つの質問に丁寧に答えてくださっていました。普段、医療者とこれだけ時間を取って話す機会はなかなか無いように思います。

 会終了後に行ったアンケートでは、参加者全員の方が「参加して良かった」との回答で、スタッフは胸をなでおろしました。ただ、声が聞き取りにくかったなど、今後に向けての改善点も出てきました。患者と医師が双方向から話の出来る交流の場、あけぼの神奈川は今後も続けていきたいと考えています。

  あけぼの神奈川 副代表 林由美          akebonokanagawa@gmail.com

【参加者からの感想】
●同じタイプの方と色々なお話をお伺いでき参考になり、とても心強かったです。ありがとうございます。楽しく会に参加させていただきました。
●同ステージの方との会話は、遠慮や言葉選びを気にせず話すことができ、とても楽しい時間でした。
●今回のおしゃべり会は、ざっくばらんに会員さんやお医者様と話せたので、良かったです。役立つ情報も得られました。
●寺岡先生とのおしゃべり会、とても良かったです。お聞きしたいことがストレートにお聞き出来て、スムーズに回答頂けてとても充実の時間でした。ありがとうございました。

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