IMG_6425日時:2023年5月14日(日)9:30~11:30 
場所:岐阜ハートフルスクエアーG クラフト室  
参加:会員10名(ピアサポーター8名)、一般6名

あけぼの岐阜代表 橋渡智美 Email : akebonogifu_net@yahoo.co.jp 

今年度初めての「あけぼのハウス岐阜」を開催しました。
事前申し込みされた方4名と申し込みされていない方2名、合わせて6名の方が当日参加されました。
申し込みされた方々の相談内容を概ね聞いていたので、相談内容別にピアサポーター(あけぼの岐阜スタッフ)で対応しました。その一部をご報告いたします。

①4月末に手術を受けたばかりの同時性両側乳がんの方で、ご夫婦で参加されました。旦那さんは、奥さんが乳がんと告知されてから「乳がんの基本知識」をネットで調べられたようで、知識を淡々と話されましたが、奥さんは術後の思い、まだ治療方針が決まっていない不安なお気持ちを話されました。
 正しい情報を共有する為に「6月10日勉強会」に参加されては如何ですか。とアドバイスしたところ、会員になり、これから勉強をして予後の治療に向けて頑張りたいと、明るい気持ちで帰って行かれました。

②術前化学療法中(アブラキサン2回終了)の方でした。これから部分切除をする予定で、副作用として口内炎・手のしびれが辛いと訴えていました。
 主治医とよく相談して、困った事を伝えながら治療を進めるようにアドバイスし、具体的な治療に関してもお話をしました。とても安心されたようでした。

③16年振りに再発した方で、初発の乳がんから卒業したと思っていたのに再発してとても不安で、再発という事は分かっているが、まだ正式な結果が出ていないからと余計に心配されていました。
 不安なお気持ちを伺い、結果が出たらまた相談にのって欲しいとの願いをお聞きしました。

④昨年4月に術前化学療法・手術を受けた娘さんと、付き添いで来られたお母さんは、再発が心配で仕方がない様子でした。
 様々な悩みや心配事をお聞きすることで、お二人とも少し精神的に落ち着かれたようでした。

【参加者からの感想】
・相談された方は自分とは違うタイプの乳がんで、自分が受けた治療も18年前のものなので対応するのは難しい面もありましたが、同席したピアサポーターがタイプも治療も同じで年齢も近くて、相談にのる事が出来ました。
・乳がん看護認定看護師がいる病院を選んで手術・治療を受けたが、その資格を持つ看護師には、一度も会うことも話すことも無かったという話を、自身も看護師という相談者から聞きました。何の為の資格だろうかと疑問です。乳がんと告知された患者に、ひとこと声をかけて欲しいと思いました。
・皆さんが元気で和気あいあいとされており、相談したい方が部屋に入りやすい雰囲気でした。
・申込み受付をした代表は、事前に相談者の方々と電話でやり取りされ、本当に大変だったと思います。相談者に直接お会いして話ができる「あけぼのハウス岐阜」は、まだまだ必要であると感じました。
・今回、先輩のピアサポーターに同席し、相手の方に寄り添う言葉がけ、色々な経験を生かした分かりやすいアドバイス、乳がんから話題が外れても上手く話しを戻す話法を学ぶことが出来ました。とても勉強になりました。
・乳がん患者の中には、家族の理解や生活環境で諸々の影響を受ける方がいると気づきました。