私が鈴を付けましょう
ラジオ体操の世田谷公園です
――我が家から速足で20分
（撮影：リラ 2021/5/2） ◆感染の勢いが止まらない、大阪。東京も負けじとばかりに追随している。5/11までの3回目緊急事態宣言が延長されるだろうと当然のように言われている。人々はもう諦めムード。私のワクチン予約が今月29日午後2時に取れてHappy! 孫がラインで一発、電話など繋がるはずがない。ラインを頼む人がいない人だっているだろう。終日たった一つの電話番号に祈る気持ちでかけているだろうか。システムが偏っている。個人的には延長になると、やっと再開したイタリア語クラスがたった1回でまた閉鎖される。1月に１回、4/20に１回、そして次はいつになるか？
◆しかし今はそんな細かいことより人口14億のインドを思え。日に40万の感染、死者も3700人とか、上空から見ると、あちこちから火の手が上がって、まるで爆撃を受けているかに見える。火葬場で処理仕切れない遺体を焼く火なのだそう。何ともおぞましい。世界が救出に当たっている。ドイツ、フランス、シンガポール、サウジアラビア、ウズベキスタン、 など。そして、ロシアが自国のワクチン15万人分を送った。インドはもともとロシアのワクチンを信頼している。中国も支援の手。なのに、ニッポンの名が出てこない。日本政府は何か送ると言っていたが、PRが下手なのか、国際的に弱い。
◆アメリカはワクチンそのものより原材料を送るそうだ。従来、ワクチンの輸出はあってもこれは禁じていたのを解禁すると決めた。バイデン、即断、エライ！材料があれば現地で数多く作れる。フランスも酸素の素か何か、インドが自力で酸素を作れるものを送ったとか、世界には、かくも気が利いて賢い人がいる。賢いはずの日本人、こういう時にこそ、知恵を出して。まあ、この国、未だに医療関係者のワクチンも終わってない現状を思えば、他国の困窮などに頭が回らないかも知れない。それにしても医療者が全部終わらない内に高齢者に接種開始するとはオリンピックと同じくらい解せない。
◆今や、頭が痛いだけのオリンピック、やると言ったらやるのだ、と、まるで駄々っ子。無観客の国立競技場なんて想像するだけで悲しくなる。全席空席なんて。誰が猫の首に鈴を付けるのか？我こそはと、鈴付けを買って出る人がいない。菅総理は「IOCがやると言うのだから」と他人事のよう。己の考えはないのだろうか?「復興オリンピック」という始まりだったのに、今誰も「復興」とは言わない。代わりに「コロナに打ち勝って安心安全の」と言っている。何を持っての安心安全なのか、日本中が首をかしげて見ている。ワット takakowatt@gmail.com
今日の一首：北国から自粛の日々に好物の氷下魚（こまい）届いてジローと拍手
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