●それにしても連日のこの暑さ、昨日おとといは中休みで涼風があり、夜もクーラーなしで眠れた。今夜はそうは行かないだろう。暑さの中の14日夜中11:05羽田着の飛行機であの朴さんが来た。迎えに行くべき?ほっとけばよい?と迷いながら、やはり私は行ってしまった。韓国と言えど海外、海外から空港に着いて、迎えがあるなしでは喜びが違うことを知っているからだ。いつもならベッドに入る時間10:30に家を出て渋谷駅へ、するとそこにはヤングの遊び人が山といる。なんだなんだ、若者たちよ、何をしているのだ。

●飛行機が時間通り到着したので、空港から品川まで京急の最終電車12:02発に間に合った。そして、品川から渋谷までJR、これも最終電車、いつの間にか、ホームが最終電車の時間を知っている人たちで溢れかえった。そこにいるだけで怖くなった。仕事なら仕方ないが、飲んで、最終電車で家に帰る人もいただろう。あんなに遅くまで外にいるなんて、どんな人たちなんだ。渋谷からタクシーで家に着くと、朴さんは作ってあった煮物とサラダとご飯をむしゃむしゃ食べ始めた、午前2:30。二人でリビングで寝たのが3:00だった。 朴さんはとてもよく食べる、よく喋る、そして、寝るのが得意、物の1分もしない内にゴーゴーと勢いよくいびきをかき始める。その轟音の中、クーラー代節約のため、一緒の部屋にした私は導眠剤を飲んでも寝入れない。こんな矛盾があってもいいのだろうか。今日18日、娘さんが住んでいる秋田の田沢湖へ向けて去って行った。急に静かになって、ホッとしたが、その分さみしくなった。本当に気の合う隣国の友人、私より10歳若いので、老後の面倒を見てくれと頼んである。老後は始まっているのに、呑気なことを言っている。

●この30日から8月15日まで久しぶりのイギリスへ行ってくる。昨年4月に帰国して以来の再訪で懐かしい。バンコクから娘と孫が夏休みで行くので、私も合流して、家族全員の夏を楽しんでくる。娘が小旅行を計画してくれている。それがこの夏の思い出に花を添えてくれるだろう。自分で動ける間にせっせと動く、最近は動くのが面倒くさくなってきている。動いて、カロリー消費することが長寿の秘訣の一つだとテレビで言っていた。

●先週から前の差し歯3本抜かれて、人前で口を開けられない。手で口を押えて話をしている。私は老人身体検査で悪いところはどこもないとほめられたのに、歯だけは敗北的に悪い。これはきちんと歯磨きをしない習慣のつけなので、実に恥ずかしい。人に偉そうに言って、自分の歯1本守れないの、と言われそうだ。明日その歯を取り戻せるので、元気も取り戻せるだろう。台湾のジョアンの夫が重病の鬱で自殺を何度も図って、患者会の仕事をしばらくお休みすると言ってきた。どこの国でも年を取ると問題を抱えた人が増える。

●あけぼの会は8月23日に創立35周年記念講演会を開催する。渡英前にこの準備完了を目指して、気ばかり焦っている。催しは大体が私の発案で即実行となることが多い。オバサンの会で、大きな行事を展開して、成功させるのだから、あけぼの会は本当にすごいと自慢している。他にあの「ロンドン便り」を1冊にまとめる作業も始めているのだが、なかなかはかどらない。我慢の作業なので、泣きたくなっている。特に、この暑さと闘いながらだから滅入ってしまう。何もかも捨ててもいいのではないか、とふと思う瞬間がある。

Mailto
akebonok@d9.dion.ne.jp

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