●日本の、みなさん、こんにちは!と言っても、海外からではなく、広島からです。娘一家が8月から広島市東区の一軒家に移り住んでいましたが、このたび初めて、点検に来たわけです。広い家が東京に較べれば安く借りられて(大体3分の1くらいでは?)いいなと思いますが、ここに住みたいかと聞かれるとなんとも返事が難しい。辺り近所は一軒家ばかり、どの家もお金持ちに見える。ここで、早や、かなりのコンプレックスを感じてしまう。娘は広島大学に通って(電車で片道1時間)孫は小さなインターナショナルスクールへ学校のバスで通学、12歳になりました。
●みんなが、国内に来てくれてよかったわね、と言ってくれるのですが、東京・広島間は新幹線で5時間近い、ジパングを使うと、ひかりにしか乗れないので、新大阪で乗り継いで来る、と結局、その時間かかってしまう。奮発して、のぞみに乗ればいいのに、この辺りがケチな素性。いくら儲かったか、電車の中の余った時間に計算してほくそえんでいる。これだもの、私って、これ以上には出世できない。時は金なり、と昔は信じたのですが、今は、時はただなり、金は金なり、なんて新説を作りました。
●毎朝、孫を途中まで見送って、帰りにセブンイレブンに寄ると、そこに捨て猫がいて、なぜか私に「お腹が空いたのよ――」と泣いて寄ってくる。店内で蒸しチキンを買ってやると、まあ、喰うわ喰うわ、今朝で2日目、私になついてくれて、東京まで連れて帰りたい気になっているんですが、我が家は4階なので、外へ出られない。とまた、ベランダから飛び降りて、骨折して、獣医さんに大枚取られるパターンなので、やめよう。飼うなら、生まれたてで外遊びを知らない猫にしないと。(家には既に猫のジローが1匹います)
●来週の日曜日、11月9日は関西大会です。また新幹線で大阪まで。今朝の読売新聞(大阪本社版)に大会の案内が細長く載りました。これで、お客様が増えてもらわないと、テイジンホール270人入りがさみしい。今まだ半分くらいらしい。最近はみんな講演会慣れして飛びつかない。いくらでもあるので、別に飛んでいく必要もなくなった。その昔、35年前、東京であけぼの会が初めて「乳がん患者のための講演会」というタイトルで講演会をしたとき、入りきれなくて(消防法違反なのに)立ち見も出たくらいだったのに。
●昔話をしても面白くないでしょう、大阪の陣、頑張ります。乳がんと闘っている人たちのために、少しでも愛と勇気を送らなければ。あけぼの会の使命を忘れてはならない。
広島にはあけぼの会の支部がないので、会員のみなさんと会ったことがない、会員数も少ない、これがちょっと残念。県下の専門医も知らない、唯一知っていたドクターが亡くなってしまった。でも、明日明後日は週末なので、娘と孫と、ショッピングに行って来ます。美術館でルノアールやっているのですが、恐ろしく混みそうで行かれません。
●3日正午過ぎの新幹線で私は帰る。帰りは3連休最後の日なので、ここもかなり混みそう、それで、奮発して指定券を買いました、笑って。言うのを忘れましたが、広島は坂が多い、バス通りから登ってくると、急坂で、途中一休みするくらい、安佐南区でのあんな水害がこの近くで起きれば、坂の上から何でも降って来るんだと見上げています。でも空気はきれい、平和な田舎、タクシー初乗り570円、娘と孫が住むにはとてもいいところです。 ワット Email:akebonok@d9.dion.ne.jp