●去る12日、ビッグイベント「患者セッション」大盛況の裡に終わりました。遠路からも近くからも参加してくださったみなさん、本当にありがとう、朝からの雨で来ない人が出るかと心配しましたが、200人以上のかたが席を埋め尽くして、熱気ムンムンいい感じの中に開会宣言、そして、先生がたのお話、時間を区切ってあったのですが、お二人ともピシッと時間内に納めてくださって、この技量とエチケットにも感動しました。
●大野先生はテーマ通り「今、世界で乳がん治療に何が起きているか?」これが実にうれしい飛躍で、新鮮で、患者に不要な治療を強要しなくて済むよう(強要は先生ではなく私の言葉)振り分けることができるようになる、と患者に取って何よりの朗報を話してくださり、治療の進化を肌で感じて感動しました。
●田中先生は最初にご自分が院長をされる病院の紹介など、親しみの持てる内容と口調、しかし大いに迫力ありで、みなが一挙に吸い込まれてしまいました。その昔、あけぼの会が先生を「Doctor of the Year 2006」に選出、トロフィーを差し上げたのでしたが、それが地方にいる医師(女医)にとって、どんなにうれしかったか、今でも人々に語り、トロフィーを飾っていると言われたので、私のほうが泣きそうになりました。 ワット takakowatt@gmail.com
●ここからは
―――川野紀子さん(あけぼの兵庫代表) からのうれしい感想メールの一部をご紹介!
12日の「患者セッション」に参加して本当に良かったと思いました。特に後半のパネルディスカッションでは、ワット会長の巧みなリードのもと先生がたと会場が温かい雰囲気で繋がれて、とても充実した時間でした。できる事ならもっともっとあの空間に留まっていたかったです。
●大野真司先生の再発患者に対して、「うそをついてはいけないけど希望が持てることは言わなくてはならない」「完治は難しいけれど治療はできる、と伝える」との優しい一言が心に響きました。再発患者にとってどれだけ勇気付けられる言葉かと思いました。
●同じ乳がん経験をされた田中眞紀先生の「充実した人生を過ごすために治療がある」は重みのある言葉でした。「標準治療は一番いい治療です。名前は標準だけど最高の治療です」と言って下さったことは治療で悩んでいる患者にとってはホッとでき、治療に専念する意欲が湧いたと思いました。
―――心に残るお話の数々、あけぼの兵庫の会員さんのお土産として持ち帰ることができました。ありがとうございました。
追伸:兵庫の40周年記念大会(2019/11/16)でも、ワット会長の司会進行で4人の顧問医の先生方とパネルディスカッションをしてもらいたいという意見がたくさん出ています。