●ビッグイベントが終わり、ホッと気が抜けたまま、早や1週間以上経った。日の流れが早くて追いつけない。年のせいか、いつも不安が漂っていて、魂が落ち着かない。何かし忘れたような、何か言い過ぎたような、何かに追っ立てられるような、このままでいいのだろうか、などと漠然とした不安なのだが、かつては、なかった。他の年寄りも似た不安があるのだろうか?聞いてみたい。余生は泰然自若、悠々と生きると決めたはずなのに。
●「年寄り」と嘆きながら、実は今、私は就活中、真剣に仕事を探している。しかし、不可能に近い。当然だが年齢制限の壁。募集欄の「生年月日」が1940年で切れていて、それ以上はなかったので、笑ってしまった。でも一応80まではOK? なら、あと半年命がある。ただ第1回目のトライは「採用60歳まで」と却下されてしまった。週5日、9時5時は無理なので、週3で10時4時とか、自分の都合に合うのを探しても、勿論そんなのはない。
●会長は辞めたんだから、もうニューガンのことは考えなくてもいい、はずなのに、やはりみんなどうしているか、心配な気持ちは今もある。先日、短歌教室の85歳の女生徒さん(アララギ派でならした人で、短歌歴何十年という大家)が肺がんとわかった。前回の河村さんの一首で、私ががんに詳しい人となってしまって、早速相談に乗ることになった。それが、しっかりした人で、主治医の懸念を受けて、「先生、私は大丈夫です」と答えたそう。最近、人々はがんとわかっても昔ほど動揺しない。がん=死とは思わなくなったのだ。
●それでも、私と電話で話をしただけで気持ちが楽になった、と喜んで、今度、病院へ行く日(7/30)、診察後に会いましょう、となった。こんな流れを見てみると、やはり、がんと宣告された人、あるいは再発がわかった人、がすぐに行ける場所があるべき、という結論。乳がんだけに絞っても、常設の〈あけぼのハウス〉が東京にあれば理想的。地方からも来れるから。原点に戻って、もう一度考えてみるか、なんて迷い始めて・・・。でもでも、私はニューライフのため就活中、持ち前のチャレンジ精神を死ぬまで大事にしたい。ワット takakowatt@gmail.com
今日の一首: こちらをクリックしてください。