日 時: 2026年9月23日(水・祝)
会 場:神戸市立総合福祉センター4階第5会議室
参加者:35名(会員13名、一般22名)
今年度から、あけぼの兵庫顧問医に就任してくださいました國久智成先生を相談医としてお招きして開催しました。
最初に質問ではなかったのですが今夏、國久先生にお世話になり10年を迎えました。と始まるお手紙を読ませて頂きました。治療を中断したり、家族との関係性で悩みながら國久先生をはじめスタッフの皆さまのおかげで乗り越えてきました。治療当時4歳だった娘は中学三年生になり、学校教育におけるがん教育の在り方について考えています。と御礼と近況の報告のお手紙でした。國久先生からも、お子さんのいる方で、お子さんに伝える人、伝えずに治療される方、様々なケースがあるけれど、伝えなくてもお子さんは、なんとなく感じています、と話されました。國久先生が患者さんだけでなく、ご家族様とも向き合ってこられたのではないかと感じました。
乳房温存手術と全摘手術の見極め方の質問がありました。部分切除+放射線治療と広範囲で切除するのと予後的には変わらないというのがエビデンスでもでていること、今は全摘手術後に再建手術をされる方も増えてきたこと、そしてラジオ波で焼く治療の話もしてくださいました。希望者全員がラジオ波の治療が出来る訳では無い事、針を刺して焼き切るので、外見上乳房の変化はないけれど、皮膚が火傷跡のようになったり、本当に焼き切れているのか放射線治療後に組織片を採取してがん細胞がないか確認し、もし細胞が残っていたら切除手術を行うとご説明くださいました。
治療法、抗がん剤の副作用など様々な質問に、國久先生は丁寧に回答くださいました。毎回、個人情報の点から質問用紙に書かれた質問者さんの名前は伏せ、病歴、質問内容を読み上げるのですが、回答してもらったけれども、まだよく分かってなくて追加で質問したい、と声をだしてくださった方や、ラジオ波の治療の説明の時は数名が挙手で質問され、活気ある相談会だったと感じました。
御礼と近況の報告をくださったお手紙に、「今日は、私自身の経験だけでなく、一人一人、生活の環境が違う中で、どんな心配、不安、悩みを抱えておられるのか、お話を聞かせて頂き、病気に対する差別や偏見のない正しい知識が得られる、がん教育の学びを目指している娘の力になりたいと思い参加させて頂きました」と綴られていたので患者さんだけに寄り添うのではなく、まだ出逢ったことのない見知らぬ誰かの力にもなれるような、そんな活動を今後も続けていきたいと思いました。
あけぼの兵庫 副代表 高山美春( akebonohyogo@gaea.ocn.ne.jp )
【参加者からの感想】
◆佐古田先生が、國久先生を顧問医にと強く推薦されたと代表からお聞きして、相談会のお応え一つ一つから、日頃より患者さんを大切にして診療されておられるのだと誠意を感じ新しく顧問医としてお迎えできることを嬉しく思いました。
◆遺伝性乳がん卵巣がん症候群のお話が詳しく聞けて良かったです。遺伝カウンセリングや遺伝子検査のことが聞けて良かったです。娘と相談して検査のことは決めたいです。
◆特に相談はなかったのですが、あけぼの会さんの相談会はレベルが高くて勉強になると聞いていたので参加してみました。会員にならせていただきます。