●先日2/2には宇都宮まで栃木の新年会に呼ばれて行って来た。1/26 は埼玉新年会で南浦和まで行った。講演とかでなく、ただご馳走を食べるだけの会に呼んでもらうのは大好き。ただ宇都宮は遠く感じた。2時間もかからないのに、新潟や名古屋へ行くより、かったるい。何故か?電車の時速ではないだろうか?新幹線はスピード感が心地いい。あの速度が体のリズムに合っている。あれに慣れると、湘南新宿ラインは快速でも、なんか遅く感じた。
●めいめいの自己紹介があったが、中に話すや否や泣き出した人がいた。全部で16人だったか、全員終わった後に、私がその人に「さっき、なんで泣いてたの?」と聞いた。すると、理由は乳がんではなく、職場の人間関係とか家庭内のトラブルとかが重なり合ったものだった。みなで聞いてあげたので、「私たちはあなたの職場や家庭の問題まで相談に乗ることはできない、だから、なんて言っていいかわからない、ただ、ここがあなたの泣ける場であったことを私はうれしく思う」と言った。実にそう思ったからだった。
●泣いてもいい雰囲気だったから泣いたのだろう。では、その雰囲気はどこから出たのか?それは、あけぼの会会員の気持ちのやさしさから出ていたのだ。会の根底をいつも流れているあったかい潮、暖流、これなのだ。会員のみなさん、ありがとう。ただ、「あんた、なんで泣いたの?」とすぐに聞いた私もエライ。聞ける人はそういなかろう。私は躊躇しない。一応まだリーダーなんだから、リーダーの思いやり、配慮と言える。彼女が帰りには涙を忘れて、明日から笑顔で生きるようにしてあげたいし、あげなければならない。
●願った通り、帰りにはすっかり笑顔で別人の顔になっていた。大成功。かったるい電車で宇都宮まで行ったのは無駄ではなかった。一人の人の心を救えば、大仕事。誰もが十分話して充実感満杯の会だった。私が、昔、永 六輔さんと知り合ったエピソードから、あけぼの会とのご縁の話なんかもした。戸倉先生から再建のお話が出て、是非とも高名の岩平佳子先生をお招きして講演会をしたいと栗原代表が言い出したので、帰るとすぐ先生にお願いして、実現の運びとなった。何でもかくあらん、新幹線のスピードでなくちゃね。 ワット takakowatt@gmail.com
今日の一首: 蕗のとう今年も天ぷらしみじみと 一人で生きる意味を見つけん
これまでの今日の一首 2018年12月〜2019年4月
2019年5月〜2019年12月
2020年1月〜
今日のイタリア語:Balsamico(バルサミコ)、これは酢の名前ではなくて、balsamo(芳香性樹脂)のような、という形容詞。
Aceto balsamicoでバルサミコ酢、芳香な香りを持つ酢、となる。acetoは酢、英語でacid。
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